2026/04/08 16:48
色が好きで機織りをはじめました。
少しずつ、表現の幅が広がってきて自由を感じます。
自由に表現するために、たくさんの細やかな作業が必要となります。
色遊びの前の地道な作業時間も、私にたくさんの自由を教えてくれます。
効率が善と思われがちな今の世の中で、
時間がかかることを黙々と作業することで私が知ったことを、ここでは書き綴ります。
大袈裟に書きましたが、
地道な作業は、そんなに悪くないってことを書きます。
効率は、私たちから自由を奪っていくように思います。
ミヒャエル・エンデ作のモモという本をご存知でしょうか。
人々から時間を奪い、それを糧に生きていく灰色の人たちが出てくる話です。
主人公のモモが時間を取り戻してくれます。
この本を読んだ時、私は戦慄しました。
恐ろしくて。
大人になって、私は時間どろぼうにまんまと時間を取られました。
あんなに恐ろしかったのに、疑問をあまり持つことなく、忙しなく生きてきました。
機織りの制作の過程で、
私は時間をかけることを「味わうことの豊かさ」を少しずつ教わりました。
それを皆さんにお伝えできればと思います。
IROORI 作家 小西慶子 (愛猫と共に)

